今週末は、星の祭典!
こんにちは、リバネスの菅原です。
毎日暑くて、寝苦しい夜が続いていますね。
そんな夜に、星の話はいかがでしょうか?
日本で暮らしている人にはお馴染みのお盆。
先祖が帰って来る日だと言われています。
そんな時期に、決まって毎年夜空に流れ星。
その名は「ペルセウス座流星群」。
今回は、今週末に好条件で観察できる、ペルセウス座流星群についてご紹介します。
■ そもそも、流星群とは
流星群とは、毎年ほぼ決まった時期に、多くの流星が放射状に流れる現象のことを指します。
夜空のある一点から星が流れ出るように見え、その点を「放射点」といいます。
流星は、元は宇宙空間に漂う直径1ミリにも満たない小さなチリ。
このチリが地球の引力によって秒速数十キロという猛スピードで大気圏に突入し、その摩擦によって地上110キロ程度の高さで燃え出します。
そして、地上80キロ前後で燃え尽き、消滅します。
この現象によって一瞬夜空に輝いて見え、みなさんに流れ星と呼ばれる流星が出来上がるのです。
そんな流星が、多量に観察できるのが流星群なのです。
では、その流星群の元となっている「チリ」とは、いったい何なのでしょうか。
■ 彗星と流星群の関係
そのチリの正体は、実は彗星の欠片です。
彗星とは太陽系小天体のうち、主に氷やチリなどで出来ているものを指します。流星群はそんな彗星から生まれるのです。
その関係は親子のようで、1つの流星群は1つの彗星から生まれ、流星群の起源になっている天体は、「母天体」と呼ばれています。
ここで、流星群が発現する原理を少しご紹介しましょう。
彗星は太陽の周りを独自の軌道で回っています。
そんな中、彗星が太陽に近づくと、彗星の核からチリが排出され(彗星の尾の部分)、彗星とほぼ同じ軌道で太陽の周りを旋回するようになり、チリの帯を形成します。
このチリの帯に彗星とは違った軌道を持つ地球が接近すると、彗星のチリがまとめて大気圏に突入し、流星群が観測されるのです。
また、地球の軌道が彗星の軌道と交差する日時は毎年ほぼ決まっているため、流星群は決まった時期に観察されるようになります。
■ ペルセウス座流星群菌
それでは、本題に入っていきましょう。
今年、観測に最良の条件が整っているペルセウス座流星群は、1月に出現する「しぶんぎ座流星群」、12月に出現する「双子座流星群」と共に、三大流星群の1つに数えられています。
ペルセウス座流星群は、放射点がペルセウス座に存在しているためにこのように命名されました。
母天体であるスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)が発見された1862年には、1時間に4800もの流星を降らせたという記録が残っています。
また、この流星群は痕を伴う明るい高速流星が多いこと、毎年安定した出現数を誇ることから、数ある流星群の中で最も人気が高いことでも知られています。
■ 好条件が揃った!今年の観測日
今年は極大日(流星が最も出現する日)が新月にあたるため、月明かりの影響を受けることなく流星が観察できる、絶好の観測日となっています。
今年、最も多くの流星が見られる時間帯は(極大)8月13日08時で、1時間あたりの出現数(HR)が60と予想されています。
この時間は、日本では日中にあったてしまいますが、ピークには幅があり出現数にそれほどの差が現れないため、放射点の高度が高くなる(天頂に達する)12日22時頃から、13日の明け方にかけての観察で例年より十分多く流星を観測することができます。
13日早朝は、空の条件によってはHR=100以上もの流星が期待できます。
多くの人がお盆休みであり、夜も暖かいので長時間の外での観察も苦痛ではなく、さらに肉眼で観察できるため、初心者でも十分に夜空の祭典を楽しむことが出来ます。
みなさん、今年の13日は夜空を眺めたくなって、ウズウズしてきませんか?
国立天文台主催の「夏の夜・流れ星数えよう」キャンペーンに参加して、観測結果を報告しても面白いかもしれません。
8月11日から8月14日の朝にかけて15分間以上夜空を眺め、その間に出現した流星の数を報告するものです。
携帯電話からも参加出来るので、みなさんも参加しみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、流れ星が願い事を叶えてくれるかもしれません。
繰り広げられる星の祭典を見上げながら、流星群が出来る仕組みや、同じ光景を見ていたであろう昔の人達に思いを馳せるのもいいかもしれませんね。
<参考>
・ 天文年間2007(誠文堂新光社)
・ 月刊天文ガイド2007 9月(誠文堂新光社)
・ ペルセウス座流星群ガイド http://astro.ysc.go.jp/perseid2.html
・ 2007年8月 ペルセウス座流星群:国立天文台
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070811/
・ AstroArts-【特集】2007年ペルセウス座流星群
http://www.astroarts.co.jp/special/perseids.2007/index-jshtml
毎日暑くて、寝苦しい夜が続いていますね。
そんな夜に、星の話はいかがでしょうか?
日本で暮らしている人にはお馴染みのお盆。
先祖が帰って来る日だと言われています。
そんな時期に、決まって毎年夜空に流れ星。
その名は「ペルセウス座流星群」。
今回は、今週末に好条件で観察できる、ペルセウス座流星群についてご紹介します。
■ そもそも、流星群とは
流星群とは、毎年ほぼ決まった時期に、多くの流星が放射状に流れる現象のことを指します。
夜空のある一点から星が流れ出るように見え、その点を「放射点」といいます。
流星は、元は宇宙空間に漂う直径1ミリにも満たない小さなチリ。
このチリが地球の引力によって秒速数十キロという猛スピードで大気圏に突入し、その摩擦によって地上110キロ程度の高さで燃え出します。
そして、地上80キロ前後で燃え尽き、消滅します。
この現象によって一瞬夜空に輝いて見え、みなさんに流れ星と呼ばれる流星が出来上がるのです。
そんな流星が、多量に観察できるのが流星群なのです。
では、その流星群の元となっている「チリ」とは、いったい何なのでしょうか。
■ 彗星と流星群の関係
そのチリの正体は、実は彗星の欠片です。
彗星とは太陽系小天体のうち、主に氷やチリなどで出来ているものを指します。流星群はそんな彗星から生まれるのです。
その関係は親子のようで、1つの流星群は1つの彗星から生まれ、流星群の起源になっている天体は、「母天体」と呼ばれています。
ここで、流星群が発現する原理を少しご紹介しましょう。
彗星は太陽の周りを独自の軌道で回っています。
そんな中、彗星が太陽に近づくと、彗星の核からチリが排出され(彗星の尾の部分)、彗星とほぼ同じ軌道で太陽の周りを旋回するようになり、チリの帯を形成します。
このチリの帯に彗星とは違った軌道を持つ地球が接近すると、彗星のチリがまとめて大気圏に突入し、流星群が観測されるのです。
また、地球の軌道が彗星の軌道と交差する日時は毎年ほぼ決まっているため、流星群は決まった時期に観察されるようになります。
■ ペルセウス座流星群菌
それでは、本題に入っていきましょう。
今年、観測に最良の条件が整っているペルセウス座流星群は、1月に出現する「しぶんぎ座流星群」、12月に出現する「双子座流星群」と共に、三大流星群の1つに数えられています。
ペルセウス座流星群は、放射点がペルセウス座に存在しているためにこのように命名されました。
母天体であるスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)が発見された1862年には、1時間に4800もの流星を降らせたという記録が残っています。
また、この流星群は痕を伴う明るい高速流星が多いこと、毎年安定した出現数を誇ることから、数ある流星群の中で最も人気が高いことでも知られています。
■ 好条件が揃った!今年の観測日
今年は極大日(流星が最も出現する日)が新月にあたるため、月明かりの影響を受けることなく流星が観察できる、絶好の観測日となっています。
今年、最も多くの流星が見られる時間帯は(極大)8月13日08時で、1時間あたりの出現数(HR)が60と予想されています。
この時間は、日本では日中にあったてしまいますが、ピークには幅があり出現数にそれほどの差が現れないため、放射点の高度が高くなる(天頂に達する)12日22時頃から、13日の明け方にかけての観察で例年より十分多く流星を観測することができます。
13日早朝は、空の条件によってはHR=100以上もの流星が期待できます。
多くの人がお盆休みであり、夜も暖かいので長時間の外での観察も苦痛ではなく、さらに肉眼で観察できるため、初心者でも十分に夜空の祭典を楽しむことが出来ます。
みなさん、今年の13日は夜空を眺めたくなって、ウズウズしてきませんか?
国立天文台主催の「夏の夜・流れ星数えよう」キャンペーンに参加して、観測結果を報告しても面白いかもしれません。
8月11日から8月14日の朝にかけて15分間以上夜空を眺め、その間に出現した流星の数を報告するものです。
携帯電話からも参加出来るので、みなさんも参加しみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、流れ星が願い事を叶えてくれるかもしれません。
繰り広げられる星の祭典を見上げながら、流星群が出来る仕組みや、同じ光景を見ていたであろう昔の人達に思いを馳せるのもいいかもしれませんね。
<参考>
・ 天文年間2007(誠文堂新光社)
・ 月刊天文ガイド2007 9月(誠文堂新光社)
・ ペルセウス座流星群ガイド http://astro.ysc.go.jp/perseid2.html
・ 2007年8月 ペルセウス座流星群:国立天文台
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070811/
・ AstroArts-【特集】2007年ペルセウス座流星群
http://www.astroarts.co.jp/special/perseids.2007/index-jshtml
